手話初心者にわかりやすかった入門書|初めて買った1冊の感想

手話を始めたばかりの頃、最初に買う本は、薄くて最後まで読み進められそうなものがいいと思っていました。それに、手の動きは静止した写真だけでは分かりにくいこともあります。映像でも確認できる本を探して選んだのが、『DVDつき ゼロからわかる手話入門』です。

実際に何度も開いて練習した、私にとって最初の手話の本です。今回は、初心者だった自分が使いやすいと感じた理由を紹介します。

筆者が初めて買った手話入門書『ゼロからわかる手話入門』と付属DVD
手話を始めた頃に買った本と付属DVD。繰り返し使ったので、表紙にも使い込んだ跡があります。

最初の1冊に『ゼロからわかる手話入門』を選んだ理由

最初から厚い本に取り組むより、まずは基本のあいさつを覚えて、1冊を最後までやり切りたいと思いました。この本は私には手に取りやすい厚さで、写真や説明も見やすく感じました。

「こんにちは」のようなあいさつから少しずつ学び、簡単な自己紹介ができるようになると、覚えた表現を使ってみたくなります。説明を読んで「こういう動きなのか」と納得できたときは、覚えやすかったです。

写真・DVD・あいさつ・日常会話・指文字など、この入門書を使ってよかった点をまとめたイメージ図
使ってみてよかった点を整理したイメージ図です。描かれた表紙や手の形は実物・手話の手順を示すものではありません。

写真で読んで、DVDで動きを確かめられる

手話は、手の形だけでなく、動かす向きや位置も大切です。本の写真を見て分かったつもりでも、実際に手を動かすと迷うことがありました。そんなときに付属のDVDで確かめられたのが、この本の一番助かったところです。

DVDを見ることで、写真だけでは読み取れていなかった動きに気づいたことも何度かありました。本を読む、映像を見る、自分でもやってみる。この順番で繰り返せたので、初心者の私には取り組みやすかったです。

筆者が『ゼロからわかる手話入門』を開いて勉強している様子
実際に本を開いて練習しているところ。分からない動きはDVDでも確認しました。

あいさつから、指文字や外出先の表現まで

本では、あいさつや自己紹介に加えて、指文字も学べます。自分の名前を指文字で表せるようになると、練習が少し楽しくなりました。

また、都道府県や国名、学校・駅・病院などの場所、買い物や食事の場面で使う表現にも触れられます。日常の場面を思い浮かべながら学べるところが、私には実用的でした。

『ゼロからわかる手話入門』で学べる内容を5つの章に分けて整理したイメージ図
本の目次を参考に、学べる内容を整理した紹介図です。書籍の紙面を転載したものではなく、手のイラストは指文字を教えるための見本ではありません。

内容を読むだけで終わらせず、写真とDVDで確認した表現は、自分でも手を動かして練習しました。

筆者が本で学んだ表現を手を動かして練習している様子
本で覚えた表現を、自分でも手を動かして練習。写真は学習中の様子で、手話の手順を示す教材ではありません。

繰り返して、最後まで進められた

私はこの本を何度も見返して練習しました。最初は少しずつでも、あいさつから生活の場面へ進むうちに「ここまでできた」と感じられたのがうれしかったです。ページ数に圧倒されず、最後まで取り組めたことも、最初の1冊としてよかった点です。

筆者が手を動かして手話を練習している様子
別の場面を練習しているところ。1枚の写真だけでは動き全体は伝わらないため、表現の説明ではなく学習の記録として載せています。

ページの色使いも私には見やすく、読み返すのが苦になりませんでした。今振り返っても、手話を始めた頃の自分に合っていたと思います。

手話を始める人に、最初の1冊として

『ゼロからわかる手話入門』は、薄めの本で基本から始めたい人や、写真だけでなく映像で動きを確認したい人に向いていると感じます。ただし、これは私が使ってみた感想です。手話を身につけるには、本とDVDで練習するだけでなく、実際の会話や学ぶ場にも少しずつつなげていきたいと思っています。

私が最初の1冊を探していたときのように、手話を始めたいけれどどの本を選ぶか迷っている方の参考になればうれしいです。付属DVDや版の違いは、購入前に商品ページで確認してください。

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基礎をもう一度学び直そうと思って購入した別の教材については、手話奉仕員養成テキストを購入した感想にも書いています。