全国手話検定5級の過去問傾向|単語・短文・面接の話題

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5級の過去問題集を見比べ、どの単語をもう一度見ておくか、短文のどんな情報に注意するかを私なりに整理しました。ここに載せるのは出題の予測ではありません。手話を見て読み取る練習の順番を決めるための資料です。

全国手話検定5級の標準テキストと過去問題集を並べた写真
手元の過去問題集を見比べ、単語と短文の答えを整理しました。

5級で特に押さえたいこと

私が確認した5級の短文では、自分の名字、家の近くの施設、家族の人数、誕生日や曜日など、自己紹介と身近な生活に結びつく情報が繰り返し問われていました。短文を分類すると、日時・数字が60問中12問で最多です。5級を練習するときは、次の順で「手話を見て答えられるか」を確かめます。

優先して見る内容5級の資料で目立った型映像で確かめること
まず自己紹介と家族自分の名字、家族の続柄・人数誰の話かを押さえ、名前や人数を読み取る
次に日時と身近な場所誕生日・曜日、家の近くにある施設数字と場所を、前後の表現と合わせて見分ける
さらに日常の話家族の仕事・学校、趣味、好き・嫌い「誰が何をする・好きか」を取り違えない

5級の軸は、自分と家族についての短い話です。 4級・3級へ進む前に、まずこの範囲を動画で読み取り、自分のことを手話で伝える練習につなげます。これは確認した資料から決めた復習の順番で、次の試験の出題予測ではありません。

集計した資料と数え方

対象は、手元で確認した複数冊の5級過去問題集に掲載された実技試験の問題です。現在の集計では、基本単語の読み取り180問と短文の読み取り60問を確認しています。今後資料が増えたら、この集計を更新します。

単語は表記だけが異なる「ウサギ/うさぎ」「リンゴ/りんご」「おとな/大人」「どう?/どう」を集計上は同じ語として数えています。短文は、1問で複数の情報を扱っていても、答えを選ぶときに主に見分ける情報を一つ選んで分類しました。分類は私の分析用の目安です。

複数年版に出た基本単語

180問に出た単語を表記ゆれをそろえて数えると153語でした。そのうち26語が複数冊に出ています。「うさぎ」は3冊、残る25語は2冊に載っていました。出現回数は、次の出題を保証するものではありません。

復習のまとまり複数年版に出た単語見直すときの注意
人・動物・身近な物うさぎ(3冊)、ねずみ、りんご、ラジオ、大人、姉妹日本語の語を見て表せるかに加え、手話の動画を見て意味を言えるか確かめる
会話で使う言葉あいさつ、おめでとう、さようなら、ちがう、どう、どちら、なるほど、まだまだ、もう一度、受ける、合う、選ぶ一語だけを暗記せず、使われる場面も教材で確認する
動き・様子・気持ちはずかしい、休けい、大切、早い、歩く、泣く、深い、表情手の形・位置・動き・表情を見比べ、迷った語をメモする

※「うさぎ」以外の上表の語は、いずれも2冊に出ています。上表以外にも127語ありました。この26語だけを覚える学習にはしないで、基本単語全体を動画で見直してください。

短文で問われた情報

短文60問を、答えを選ぶときに主に見る情報で分けました。同じ文章が繰り返し出たという意味ではなく、読み取る情報の種類の傾向です。

主に見る情報60問中読み取りで注目すること
日時・数字12問誕生日、曜日、時刻などの数字を取り違えないか
趣味・活動9問誰が何をするか、得意・苦手の区別がつくか
家族・人数9問続柄と人数、誰について話しているかを追えるか
仕事・学校9問職業、勤務先、学校での役割を捉えられるか
場所8問自宅の近くや外出先など、示された場所を見分けられるか
好み・評価7問好き嫌いや感想、気持ちを読み違えないか
名前6問自己紹介で示される名前を読み取れるか
手話の動画を見ながら人物・日時・場所・行動の手がかりを整理する学習者のイラスト
短文では一語だけで決めず、人物・日時・場所・行動を順に確認します。

自分や家族についての短い話が多く、名前、家族構成、日付、場所などが形を変えて問われています。私は動画を見るとき、まず誰の話かを押さえ、次に数字や日時、場所、活動を確認します。見終わったら短い日本語で内容を言い直すと、どこを見落としたか分かりやすくなります。

繰り返し見られた短文の型と例文

過去問を見比べると、文章そのものより、自己紹介や家族の話から一つの情報を問う型が繰り返されています。右の例文は私が練習用に作ったもので、過去問の原文でも、手話の語順を示す文でもありません。

読み取る型オリジナルの例文確認する問い
自分の名字「はじめまして。私は高橋です」名字は何か
家の近くにある施設「私の家の向かいには図書館があります」家の向かいに何があるか
家族の人数「家族は母、兄、妹、私の4人です」家族は何人か
誕生日・生年や曜日「父の誕生日は7月12日です」誕生日はいつか
仕事・学校「姉はパン屋で働いています」姉はどこで働くか
誰の趣味・活動か「弟は水泳が好きで、私は絵を描くのが好きです」絵を描くのが好きなのは誰か
好みや感想「私は雨の日が苦手ですが、妹は好きです」雨の日が苦手なのは誰か

この型を日本語で暗記するだけでは、手話の読み取りにはなりません。教材の映像では、誰の話かを押さえてから、問われる数字・場所・活動などを見分ける練習に使ってください。名前や場所などの具体的な内容は、問題によって変わっています。

過去問題集の解説から拾った対策ヒント

手元の過去問題集に載る「試験のポイント」と講評を見比べ、練習に使える助言を私の言葉で整理しました。講評は掲載された受験者についての記述であり、全受験者への採点基準を示すものではありません。

練習する場面解説から拾った注意点自分で試すこと
似た単語を読み取る手の形だけでなく、位置・動き・表情まで見分ける教材の映像を止め、迷った語のどこが違うか確認する
指文字と数字を表す速さより正確さと、相手から見やすい向きを優先する名前・誕生日を録画して、向きと速さを見直す
好き・嫌いなどを伝える話題の区切りと否定の意味をはっきり表す「好き」と「好きではない」を区別して短く話す
家族の話をする家族を順序立てて紹介し、誰が何をするか明確にする一人ずつ説明し、指す先が途中で変わっていないか見る
質問に答える読み取れないときは聞き返し、単語だけで終えず短い文で返す質問をもう一度お願いしてから、一言説明を加える
相手と話す顔を見て、表情・うなずき・話の区切りを意識する自分の話の後に別の質問を受け、応答を続ける

ここで整理した助言を実際の設問と照らしたいときは、5級の問題と解答・解説を過去問題集で確認できます。

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面接で準備したい話題と質問例

確認した過去問題集では、1分ほどの手話での表現テーマとして、自分のこと、家族、趣味、得意・苦手、好き・嫌いが掲載されていました。好き・嫌いは複数の年版にありました。 続く会話では面接委員から手話で質問を受けますが、決まった質問文は載っていません。下の問いは、掲載テーマをもとに私が作った練習用のオリジナル例です。実際の過去問や出題予想ではありません。

掲載された話題手話で尋ねてもらう練習用の質問答えるときの手がかり
自分のこと「休みの日は何をしますか」「どこでしますか」することを一つ答え、場所や頻度を加える
家族「家族は何人ですか」「家族の中で誰が料理をしますか」人数を見やすく表し、誰の話か分かるようにする
自分や家族の趣味「趣味は何ですか」「誰と一緒にしますか」趣味と、その相手や時間を短く伝える
得意・苦手「得意なことは何ですか」「家族でそれが得意なのは誰ですか」得意と苦手を区別し、本人と家族を取り違えない
好き・嫌い「好きな食べ物は何ですか」「苦手なものはありますか」好き・嫌いをはっきり区切り、一つ理由や具体例を添える

日本語で質問を読むだけでは面接の練習になりません。まず自分や家族の実際の話を約1分手話で表し、練習相手に表の質問から二つを順番を知らせずに手話で尋ねてもらいます。聞き取れなければもう一度お願いし、分かった内容に短い説明を加えて答えてみてください。質問の言い方と順番を変えて繰り返すと、暗記した答えに頼らずに応じる練習になります。

この表を使った復習の順番

まず基本単語を教材の動画で確認し、上表の語で迷うものをメモします。次に短文を見て「誰・いつ・どこ・何を」を書き出し、最後に自分の話を手話で表して、質問に答える練習をします。

文字の表だけでは、手話の読み取りの力は確かめられません。教材の動画を使い、単語や短文を見て答える練習につなげてください。資料が増えたら、この集計も更新します。