対策講座②|マークの意味と使われる場面【全国手話検定2級】

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対策講座②では、全国手話検定2級の筆記対策として、マークの意味と使われる場面を整理します。過去問には、複数のマークから「聴覚障害者が自動車を運転するときに表示するもの」を選ぶ問題もありました。

形を覚えるだけでなく、「誰が」「何を伝えるために」「どこで使うか」を結び付けてみましょう。7つのマークを見比べながら、違いを確かめていきます。

この講座で覚えること

  • 手話マークと筆談マークが伝えること
  • ヘルプマークの意味と、必要な配慮
  • 車に表示する4つの標識の見分け方

窓口や日常生活で使うマーク

まずは、コミュニケーションや支援に関わる3つです。窓口が対応できることを知らせたり、本人が希望する対応を伝えたりするために使われます。

手話マーク。青い両手と、動きを表すオレンジ色の輪。
出典:全日本ろうあ連盟

手話しゅわマーク

青い両手と、動きを表すオレンジ色の輪。

手話によるコミュニケーションを表します。窓口などでは「手話で対応します」、利用者が示すときは「手話で対応をお願いします」という意味になります。

覚えるポイント窓口側と利用者側の、どちらからも使えるマークです。

筆談マーク。紙と鉛筆を持つ手、やり取りを表す矢印。
出典:全日本ろうあ連盟

筆談ひつだんマーク

紙と鉛筆を持つ手、やり取りを表す矢印。

文字を書いてやり取りする筆談を表します。窓口などでは「筆談で対応します」、利用者が示すときは「筆談で対応をお願いします」という意味になります。

覚えるポイント聞こえない人だけでなく、話すことが難しい人など、筆談を必要とする人も使います。

ヘルプマーク。赤い背景に白い十字とハート。

ヘルプマーク

赤い背景に白い十字とハート。

外見からは分からなくても、援助や配慮を必要としていることを周囲に知らせます。義足や人工関節を使う人、内部障害や難病のある人、妊娠初期の人などが対象です。

覚えるポイント見かけたら「何かお手伝いしましょうか」と声をかけるなど、本人が必要とする支援を確認しましょう。

手話と筆談、本人の希望を確認しよう

聞こえない人、聞こえにくい人が、みんな同じ方法を使うわけではありません。手話・筆談・口の動き・音声など、使いやすい方法は人によって異なります。マークの意味とともに、相手が希望する方法を確認することも覚えておきましょう。

筆談では、要点を短く、分かりやすく書きます。「漢字をすべてひらがなにすればよい」と決め付けず、相手に伝わる書き方を考えましょう。

車に表示する4つの標識

ここでは、車を運転する人について周囲に知らせるマークを見比べます。聴覚障害者標識は蝶の形を目印に覚えましょう。

聴覚障害者標識。緑色の丸に黄色い蝶の形。

聴覚障害者標識ちょうかくしょうがいしゃひょうしき

緑色の丸に黄色い蝶の形。

一定の聴覚障害を理由に、運転免許に条件を付された人が、対象となる車を運転するときに表示します。聴覚障害者マークとも呼ばれます。

覚えるポイント対象者には表示義務があります。聞こえない人が全員、車に付けるという意味ではありません。

身体障害者標識。青い丸に白い四つ葉の形。

身体障害者標識しんたいしょうがいしゃひょうしき

青い丸に白い四つ葉の形。

手足などの障害(肢体不自由)を理由に、運転免許に条件を付された人が、普通自動車を運転するときに表示します。

覚えるポイント表示は努力義務です。車いすの図柄の「障害者のための国際シンボルマーク」と区別しましょう。

高齢運転者標識。緑・黄・オレンジなど、複数の色の四つ葉形。
出典:警察庁

高齢運転者標識こうれいうんてんしゃひょうしき

緑・黄・オレンジなど、複数の色の四つ葉形。

高齢の運転者を示す標識です。70歳以上で、加齢による身体機能の低下が運転に影響するおそれのある人は、表示するよう努めることとされています。

覚えるポイント白い四つ葉の身体障害者標識と、色や形を見比べましょう。以前のしずく形の標識も引き続き使えます。

初心運転者標識。黄色と緑色を組み合わせた若葉の形。

初心運転者標識しょしんうんてんしゃひょうしき

黄色と緑色を組み合わせた若葉の形。

初心者マークとも呼ばれます。原則として、対象となる免許を取得してから1年未満の人が、普通自動車や準中型自動車を運転するときに表示します。

覚えるポイント対象者には表示義務があります。高齢運転者標識とは対象が違います。

標識の対象者と表示ルールは、警視庁の案内をもとに整理しています。

「表示義務」は、対象となる人が表示しなければならないこと。「努力義務」は、表示するよう努めることです。まずは、それぞれの形・名前・対象を結び付けることを優先しましょう。

これらの標識を付けた対象の車には、危険を避けるためやむを得ない場合を除き、幅寄せや割込みをしてはいけません。周囲の運転者に配慮を促す役割もあります。

間違えやすい組み合わせ

手話マークと聴覚障害者標識

どちらも聞こえに関係しますが、伝える内容が違います。手話マークは手話でのコミュニケーション、聴覚障害者標識は車の運転者について示すものです。「聞こえない人に関係する」という共通点だけで選ばず、問題文の場面まで読みましょう。

身体障害者標識と高齢運転者標識

どちらも四つ葉に似ています。身体障害者標識は青地に白い四つ葉、高齢運転者標識は複数の色の四つ葉です。聴覚障害者標識の蝶とは、輪郭も見比べておくと区別しやすくなります。

ヘルプマークと手話マーク

ヘルプマークは、援助や配慮を必要としていることを示します。それだけで「手話を使う人」と分かるわけではありません。相手が必要とする対応を確かめることが大切です。

6問で復習しよう

1問ずつ考え、答えが浮かんだら「答えと解説を見る」を開きましょう。名前を選ぶ問題と、意味を確かめる問題を用意しました。

復習 1 / 6

車に表示する聴覚障害者標識はどれ?

下の4つから選びましょう。

A選択肢A:黄色と緑色を組み合わせた若葉の形。
B選択肢B:緑・黄・オレンジなど、複数の色の四つ葉形。
C選択肢C:緑色の丸に黄色い蝶の形。
D選択肢D:青い丸に白い四つ葉の形。
答えと解説を見る

Cです。緑色の丸に黄色い蝶が描かれています。Aは初心運転者標識、Bは高齢運転者標識、Dは身体障害者標識です。

復習 2 / 6

筆談マークの説明で正しいものは?

A:手話での対応ができることを示す。

B:文字を書いてやり取りできることを示す。

C:聴覚障害のある運転者を示す。

D:援助や配慮が必要なことを示す。

答えと解説を見る

正解はBです。窓口では筆談に対応できること、利用者からは筆談を希望することを伝えられます。Aは手話マーク、Cは聴覚障害者標識、Dはヘルプマークの説明です。

復習 3 / 6

手話マークはどれ?

下の4つから選びましょう。

A選択肢A:青い両手と、動きを表すオレンジ色の輪。
B選択肢B:紙と鉛筆を持つ手、やり取りを表す矢印。
C選択肢C:赤い背景に白い十字とハート。
D選択肢D:緑色の丸に黄色い蝶の形。
答えと解説を見る

Aです。青い両手とオレンジ色の輪が描かれたものが手話マークです。Bは筆談マーク、Cはヘルプマーク、Dは聴覚障害者標識です。

復習 4 / 6

ヘルプマークを見かけたとき、適切なのは?

A:マークだけで必要な支援を決める。

B:本人ではなく、同伴者にだけ希望を聞く。

C:必要な手助けがあるか、本人に確認する。

D:本人が困っていても、声を掛けずに待つ。

答えと解説を見る

正解はCです。外見からは分からない困りごともあります。必要な支援は人によって違うため、まず本人の希望を確かめましょう。

復習 5 / 6

青地に白い四つ葉と、色の付いた四つ葉の組合せは?

A:高齢運転者標識/身体障害者標識

B:聴覚障害者標識/高齢運転者標識

C:身体障害者標識/初心運転者標識

D:身体障害者標識/高齢運転者標識

答えと解説を見る

正解はDです。青地に白い四つ葉は身体障害者標識、複数の色の四つ葉は高齢運転者標識です。蝶の形の聴覚障害者標識とも区別しましょう。

復習 6 / 6

このマークが示す対応はどれ?

青い両手と、動きを表すオレンジ色の輪

A:手話での対応ができる、または希望する。

B:筆談での対応ができる、または希望する。

C:磁気ループを利用できることを示す。

D:手話通訳者が必ず配置されていることを示す。

答えと解説を見る

正解はAです。この手話マークは、手話による対応ができること、または手話での対応を希望することを示します。Bは筆談マークの説明です。

最後に確認

  • 手話マーク:手話での対応を伝える・希望する
  • 筆談マーク:文字でのやり取りを伝える・希望する
  • ヘルプマーク:外見からは分からない援助や配慮の必要を知らせる
  • 聴覚障害者標識:緑色の丸に黄色い蝶
  • 身体障害者標識:青い丸に白い四つ葉
  • 高齢運転者標識:複数の色の四つ葉
  • 初心運転者標識:黄色と緑色の若葉

マークを見て名前が分かるようになったら、「どんな場面で使うか」も自分の言葉で説明してみましょう。ほかの分野も含めて復習したい方は、2級の確認テストへ進めます。